予言のパラドックス 〜「悪い未来の予言」をした瞬間からの心の在り方とダンスの関係
ある日、9歳の息子からこんな質問がありました。
「YouTubeで、2025年7月5日に大災害が起こるって言ってたけど本当?」
びっくりしましたが、思い返せば僕自身も同じような道を通ってきた気がします。
昔から何度も繰り返されてきた「終末予言」

- 1999年「ノストラダムスの大予言」で世界が終わると騒がれた
- 2000年「Y2K(2000年問題)」でコンピューターが暴走すると言われた
- 2012年「マヤ暦が終わる=世界滅亡説」が話題になった
どれも不安を煽りましたが、結局は何も起こりませんでした。
歴史を振り返っても、予言が当たった試しはない
宗教的な預言や超能力者の未来予知など、数え切れないほどの「予言」が語られてきました。 けれど、科学的・客観的に「明確に事前的中した」といえる例はありません。
多くの場合、あとから意味をこじつけた「後知恵」です。 たまたま似ていた、ということも冷静に検証すれば多くあります。
江戸時代の良寛さんの教えに学ぶ
「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には死ぬがよく候。
是はこれ災難を逃るる妙法にて候。」
この言葉は、「今をどう生きるか」の大切さを教えてくれます。
「悪い予言」の心理パラドックス

作家・小林正観さんはこう言っています。
「悪い予言をした瞬間から、それが発生しないと自分の予言が外れる。
だから予言者はその出来事が起こるように、心のどこかで祈り始める。」
つまり、悪い予言をした瞬間に、心の在り方が「人の不幸を望む」状態になってしまう危険性があるのです。
ダンスと心の在り方

これはダンスにも通じる気がします。
「どうせうまく踊れない」「また失敗するかも」と自分に予言してしまうと、 本当にその通りの結果になりやすいのです。
反対に、
「今日は音楽にのって、1曲でも気持ちよく踊れたらいいな」
と、自分に良い未来を予言することで、自然と動きも、表情も変わっていきます。
「今この瞬間をどう生きるか」
不安を煽る情報や予言が広がる時代だからこそ、 大切なのは「今、自分がどんな心の状態でいるか」です。
予言を信じる・信じないではなく、 それを見たあとに自分がどう感じて、どう動くか。
そして、踊るときも生きるときも、 「今ここ」に意識を向けて、自分のリズムで前に進んでいきたいですね。
この記事が、少しでも心の余白や気づきになれば嬉しいです。
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