安定の中の不安定 〜杏ジャムと太極拳と身体操作〜

2025年06月10日

おはようございます。昨日も恒例の太極拳から1日が始まりました。…とはいえ、スタートは朝6時。私は少し遅れて、6:45ごろに合流。みんなの合同練習に10分ほどだけ参加させてもらいました。

そのあとは、自主練で「スワイショウ」と「抜筋骨」を20分間。

すると、メンバーのお姉様が「ジャムあるわよ」と差し出してくれました。
なんと、近所の公園にヤマモモを探しに行ったら、杏(あんず)を見つけたそうで、それを煮詰めてジャムにしたとのこと。

杏のジャムと木場公園北側

ジャムって、なんだか魔法みたいですよね。私はまだ一度も作ったことがないのですが、急にやってみたくなりました。
素材を見つけ、手をかけ、保存して楽しむ。日常の中の小さな贅沢だなあと。


…と、このままではダンス身体操作とまったく関係ないブログになってしまうので、最近の「気づき」をひとつ。

ここ最近、太極拳推手(手を軽くつけて押し合う稽古)で「安定」にばかり意識が向いていた自分に気づきました。

でも、どこかで「無理して安定させている」ような、つんのめる感覚があるんです。

そんなとき、YouTubeをザッピングしているときに聞いた、ある言葉がふとよみがえりました。

安定の中の不安定

どの動画だったかはもう思い出せないけれど、そのフレーズだけが妙に頭に残っていました。


そして、ふと試してみたんです。
「安定しよう」とするのではなく、「不安定を少し含んだ安定」を目指す。

すると…あら不思議。
足元がぐらつくわけでもなく、むしろ心地よく動ける。全体として“しなやか”な感じになるんです。

もしかすると、「完全な安定」を求めること自体が、逆に不安定を生んでいたのかもしれません。


たとえば、一輪車って「不安定の塊」なのに、バランスをとることで動き続けられますよね。
私は乗れませんが、きっとあれは「不安定を遊ぶことが安定」になってるんじゃないかな、と。

「安定の中に不安定を取り入れる」
これは太極拳ダンス身体操作、ひいては人生にもつながる気がしています。


以上、太極拳とジャムと身体感覚の話でした。
次は…本当にジャムを作ってみようと思います🍑



ニイダのプロフィール写真
       

この記事を書いた人|ニーダ

Dancing Pono(ダンシングポノ)の運営者。1998年にサルサに出会うのをきっかけにラテンのペアダンスを日本に拡めるよう活動中。ダンススタジオ運営やイベント企画・運用のかたわら、AIやweb・アプリ開発、動画編集、ラテンDJ、バーテンダーと多岐に渡る活動中。

2021年1月末にくも膜下出血で倒れるも奇跡的に後遺症もなく復帰。現在は人生のボーナスステージとして過ごしています。リハビリとしてはじめた太極拳、ロードバイクを趣味としています。太極拳では近所のおじいちゃん、おばあちゃんと健康のための太極拳、ロードバイクでは「極力体力を使わないでどこまで行けるか」の実験で、東京(荒川河口)-新潟(柏崎)を22時間などやったりしてます。

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📂 カテゴリー: ダンスと身体づくり, ライフログ
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