Illustratorでロゴを大量に書き出すときの整理術〜アートボード名とレイヤー構成で効率UP〜

2025年06月20日

こんにちは、ダンシングポノ制作のニーダです。
今回は、ロゴ制作を効率化するために行った アートボードとレイヤーの整理術 について、備忘録も兼ねてまとめます。


🔰 これまでのやり方と問題点

これまでロゴや画像を作るとき、
・アートボードを1〜2枚程度しか使わなかった
・バージョン違いや背景違いはコピー&ペーストで管理
・「必要なものだけ手作業で書き出し」

といった、小規模前提の作り方で問題なかったです。

しかし今回大量の種類のバージョン違いのロゴをつくることになりました。


📦 今回のプロジェクトのボリューム

今回は、以下のような条件で制作が必要に:

  • 6つのプロジェクト
  • 各プロジェクトで 12種類のロゴ(言語、比率、バージョン、背景の組合せ)
  • 合計で 72種類以上のロゴパターン

もはや手動で1枚ずつ書き出していたら日が暮れます…。


🧠 導入した工夫ポイント

① アートボードに名前をつける

Illustratorのアートボード名は書き出しファイル名に反映されるので、
例えば、ダンシングポノの英語バージョンのver1の背景ありのロゴについては、「dancing_en_v1_bg」のように意味のある名前をつけておくことで、
書き出し後にファイルを探す手間が激減します。


② アートボードの順番を整理する

アートボードは「順番=書き出し順」になるため、
レイヤーやプロジェクト単位でグルーピングして、
あとで混乱しないよう並び順も調整

アートボードパネルでドラッグすれば簡単に順番を変えられます。


③ レイヤーでプロジェクト&バージョン管理

  • プロジェクトごとにメインレイヤー
  • その中にサブレイヤー(例:en_v1ja_v2nobgbg

と構造化しておくことで、修正・再利用がしやすい&書き出し忘れを防げる


④ 一気に書き出し

名前・順番・レイヤーが整理できたら、
書き出し → アートボードごとに」で一括エクスポート!

これだけで数時間かかっていた作業が一瞬に。


🔧 追加でやってよかったこと

  • 非表示の遠近グリッドのオフ(⌘+Shift+I):レイヤー非表示時に出る謎のマーク対策
  • 旧バージョン・不要要素は _archive レイヤーで保管:ミス防止
  • 書き出し用フォルダに自動分類:プロジェクト別にフォルダ分けして納品・共有もラクに

✍️ おわりに

72種類のロゴを手作業でとなると絶望しかかりましたが、逆に
今回のように大量のパターンを管理するなら上記が必須の機能だと痛感しました。

今後はこの整理法をテンプレにして、制作のたびに迷わないようにしていきます!


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この記事を書いた人|ニーダ

Dancing Pono(ダンシングポノ)の運営者。1998年にサルサに出会うのをきっかけにラテンのペアダンスを日本に拡めるよう活動中。ダンススタジオ運営やイベント企画・運用のかたわら、AIやweb・アプリ開発、動画編集、ラテンDJ、バーテンダーと多岐に渡る活動中。

2021年1月末にくも膜下出血で倒れるも奇跡的に後遺症もなく復帰。現在は人生のボーナスステージとして過ごしています。リハビリとしてはじめた太極拳、ロードバイクを趣味としています。太極拳では近所のおじいちゃん、おばあちゃんと健康のための太極拳、ロードバイクでは「極力体力を使わないでどこまで行けるか」の実験で、東京(荒川河口)-新潟(柏崎)を22時間などやったりしてます。

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