明鏡止水「足裏で氷をつかめ!スケートの美技」を観て

2026年02月07日

NHKの番組「明鏡止水
足裏で氷をつかめ!スケートの美技」を観ました。

正直に言うと、かなり衝撃を受けました。

とくに印象に残ったのが、極峰拳社の遠山知秀先生が氷の上に立ち、相手に押されてもまったく動かない場面。

しかも「耐えている」という感じではなく、むしろ自然に押し返しているように見えたのです。

氷の上ですよ?滑るはずの場所で、あの安定感。

そこに、僕がずっと探している「理想の身体操作」が凝縮されているように感じました。

極峰拳社の遠山知秀先生

映画『推手』を思い出した

その映像を見た瞬間、昔観た映画をふと思い出しました。

タイトルはたしか『推手(すいしゅ)』。
うろ覚えですが、作中で主人公のお爺さんが、何人もの人から身体を押され続けても、何時間経っても一歩も動かないというシーンがあったはずです。

力で踏ん張るのではなく、構造とバランスでそこに「在り続ける」。

今回の遠山先生の姿と、その記憶がきれいに重なりました。


今回のキーワードは「股関節」

今回の明鏡止水で、繰り返し語られていたキーワードは股関節

これ、完全に自分のダンスともつながります。

自分がステップを踏んでいて
「なんか気持ち悪いな」
「うまく地面に立てていないな」
と感じるとき。

ほぼ間違いなく、

  • 足先だけでステップを踏んでいる
  • 股関節の位置がズレている
  • 地面からのコネクションが切れている

そんな状態になっています。

足で動こうとすると、
氷の上と同じで、不安定になる。

でも、股関節が正しい位置にあり、地面とつながっているときは、力を入れなくても自然に安定する。

今回の番組は、その感覚をとてもクリアに映像化してくれていました。


髙木菜那選手の身体能力にも驚嘆

そしてもう一人、強烈だったのが髙木菜那選手

単に「筋力がある」「スピードがある」という次元ではなく、身体の使い方そのものが洗練されている

足裏、股関節、体幹、重心。それらが一本の線でつながっているような動き。

ああ、これが「美技」なんだな、と素直に思わされました。


ダンスにも、そのままつながる話

氷の上でも崩れない身体。
押されても動かない身体。

それは決して特別な人だけの話ではなく、身体の構造と使い方の話なんだと思います。

ダンスも同じ。

  • 足で踏むのではなく
  • 地面とつながり
  • 股関節から動く

それだけで、ステップの感触も、安定感も、まったく変わってきます。

すごくいいものを見させていただきました。

こういう番組があると、「もっと自分の身体を丁寧に使ってみよう」
そんな気持ちになりますね。


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この記事を書いた人|ニーダ

Dancing Pono(ダンシングポノ)の運営者。1998年にサルサに出会うのをきっかけにラテンのペアダンスを日本に拡めるよう活動中。ダンススタジオ運営やイベント企画・運用のかたわら、AIやweb・アプリ開発、動画編集、ラテンDJ、バーテンダーと多岐に渡る活動中。

2021年1月末にくも膜下出血で倒れるも奇跡的に後遺症もなく復帰。現在は人生のボーナスステージとして過ごしています。リハビリとしてはじめた太極拳、ロードバイクを趣味としています。太極拳では近所のおじいちゃん、おばあちゃんと健康のための太極拳、ロードバイクでは「極力体力を使わないでどこまで行けるか」の実験で、東京(荒川河口)-新潟(柏崎)を22時間などやったりしてます。

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📂 カテゴリー: ダンスと身体づくり